コロナウイルスによる武漢が及ぼす経済への影響

 

1月末にコロナウイルスに関する香港での影響という記事を書きましたが、それから2週間で死者がSARSを上回る人数になり、影響が更に拡大しています。

香港でも2/8から遂に中国本土からの入境する全ての人を14日間の強制検疫を行う旨が発表されました。

そんな中、2/10から多くの省や都市が事業を開始していく予定をしていますが、武漢を始めとする湖北省の多くの都市は事業開始の目処は全く立っていないと聞きます。

今日は武漢経済がマヒする事による中国経済全体への影響を考えてみようと思います。

 

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武漢ってどんな街?

 

 

武漢は長江の中流域の湖北省東部に位置する都市です。

また武漢は3500年以上の歴史を持つとされる古都で、『三国志』の舞台の一つである『赤壁古戦場』がある場所で、長江を下る『三峡下り観光』の拠点ともなっている歴史と文化の都市です。

人口は1,089万人で中国で8番目に人口が多い都市です。日本との関係は大分市と姉妹都市となっているようです。

経済面からみてみると「中国都市総合発展指標ランキング」では第10位にランクインしています。また、GDPベースを見てみてますと13,410億元(約21兆円)と都市別で第9位となっていることからも大都市である事が見て取れると思います。

 

 

武漢の主要産業は?

武漢は2018/11に中国国務院から長江中流都市群の発展を牽引する方針の中で中心都市に選ばれており、長江経済ベルトの改革開放深化と新型都市化推進の重点地域として認識されています。

そんな武漢は中国でも有数の工業基地であり、鉄鋼・自動車製造・光電子・化学・医薬などの工業体系を有しており大規模な製造会社や工場があります。

武漢に本社所在地を置く中国企業

・東風汽車(中国国有自動車メーカー。 上海汽車、第一汽車と並ぶ中国の三大国有自動車メーカーのうちの一つ)

・烽火科技(通信システム設備や光ファイバー、ケーブル、デジタルネットワーク機器などを製造)

・長飛光繊(光ファイバー製品の製造で中国最大手)

日本からも自動車部品関連の製造業を中心とした約200社が進出しており、中国国内企業以外にも影響が出てくるのではと思います。

 

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武漢経済の停滞が招く影響度合い

2、3月は武漢にある工場はほぼストップである可能性があり、今年の夏頃までは6~7割の稼働率(SARSは発生から終息宣言まで約7か月掛かっており、今回も同じような時系列で進むと仮定した)になるのではと思います。

この一連の危機が招く中国経済への影響としてGDPが10~15%ダウン、経済成長率が6%目標から5.5%程へ加工するのではという報道もあります。

中国としては米中貿易戦争・香港デモと経済成長を足を引っ張る問題に更に追い打ちをかける状況となっており、経済成長が鈍化すれば、現政治体制へ不満が向かう事にもなりかねず非常に難しい年のスタートになったのかなと感じています。

 


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コロナウイルスに対する香港での対応(2020年1月現在)

 

この記事を書いているのが中国の旧正月の正月初日に当たる1/25/2020なのですが、中国国内ではコロナウイルスの蔓延が大変な事になっています。

発生元の都市と言われる武漢は既に都市が閉鎖されていて、周りの幾つかの都市も交通規制が敷かれ始めています。私の会社は香港と深圳の両方の拠点があるですが、深圳事務所の社員にも武漢出身の人が居て、今現在も市内から身動きが取れなくなっていると聞いています。

中国と陸続きとなっている香港でも他人事ではなく、かなり深刻な事態と受け止められています

・香港政府としては中国への渡航も香港への入国も現時点では規制されていない

・中国の多くの都市同様、学校も2月17日迄休校を決定

・政府が警戒レベル3段階で最高の「緊急」への引き上げを発表

・22日に武漢からの男性で肺炎の疑いの可能性が高い男性が見つかり隔離治療の処理が施されている

 

刻一刻と状況が変わる中で個人レベルで出来る事は日々の予防、マスクの着用、ヒトとの接触を出来るだけ避けるという事でしょうか。

去年の香港デモでのときでもそうでしたが、「恐れすぎず、あなどらず」の精神で最悪の事態を想定し行動を準備する事が大切だと考えます。

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海外生活情報

中国労働ビザの取得方法について~2019年11月取得!~

 

今日は先日中国で働く為に必要な労働ビザ(Zビザ)を取得をしたので、取得迄に必要な書類や実際の手続きについて書きたいと思います。書類の準備は香港で行ったので、日本から行う場合は一部手続きが異なる部分もあると思いますが参考になれば幸いです。

 

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申請に必要な応募要件は?

2016年9月に外国人来中就労許可制度が刷新され、応募に必要な認定条件が明確化されました。まづ認定条件によって自分がどの分類になるかを確認します。ただ一般企業に勤める社員の殆どがB類(私もここ)になると思います。

A類:高級人材(国際的な賞の受賞者やフォーチュン500企業の社員等、中国政府も招聘したいような人材)

B類:専門人材(専門的なスキルを有する人材、適宜調整・制御がされる人材枠)

C類:一般人材(専門的なスキルを持たない人材、居住を厳格に制限されていく人材枠)

 

そして、B類の認定条件の内、基本的に下記条件の1つに一致するものがあればOKとなっています。基準自体の数はもう少し多いですが、一般的に合致する基準が下記の3つの内どれかに当てはまるかと思います。

(一)学士以上の学位と2年以上の職務経験(中間層以上の雇用人員)

(二)市場ニーズに合致する奨励職位(社会平均賃金の4倍以上) 注1

注1 深圳の場合

2018年月社会平均賃金 月9,192元

9,192元x12か月x4倍=441,216元(≒670万円)

(三)ポイント合計60点以上 注2

注2 ポイント換算表

 

 

実際のプロセスの流れと必要書類

プロセス自体は中国入国前と後の2段階に分かれていて、簡単にそれぞれのプロセスとそれに必要な書類を纏めてみました。一番準備に時間が掛かるのがステップ1の履修証明書/卒業証明書/無犯罪証明書の公証手続きだと思います。香港であれば広州の日本領事館、日本であれば日本にある中国大使館にて手続きを行う事になります。

 

 

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中国入国後は約3週間、国外に出られないので注意!

中国入国後のステップ4と5の間は中国国外には出られない為、注意が必要です。但し、中国国内であれば移動は自由に可能です。尚、ステップ4の間はパスポート原本は預ける必要がないので問題ないですが、ステップ5の間はパスポート原本も預けないといけないので、新幹線や飛行機に乗る場合はステップ4で貰える外国人工作許可証を携帯する必要があります。

 

上記が無事完了すれば、全てのビザ手続が完了となります!尚、ビザの有効期間は1年となり、更新する場合は上記のステップ4と5を再度行う必要があります。(実際のプロセス期間はもう少し短くなるようです)


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